私は最低な人間である、正確には今も心の奥底に眠っていて、いつでもスタンバイオッケーという状況にあることは間違いがないというところである
そういった部分を深く認識しているからこそ、今こうして人間の本当の恐ろしさを実感できているのである
今まで生きてきた中で、何度か人を殺そうと思った、正確には殺しかけたことは何度もある
愛し合った相手をこの手で嬲り殺す寸前までやったこともある
言葉で罵り、魂に何度も傷を負わせ続けたこともある
全く関係のない人間を恐怖のどん底に突き落とした事もある
罪のない人を力でねじ伏せた事も数え切れない程やってきた
人の物を盗んだ
知恵をしぼって多くの人間を騙した
やってはいけないことを数えきれないほどやってきた
そのたびに、自分を正当化し、正しいことをすれば救われると思って弁解しようと生きてきた
しかし、この罪は決してなくなったりはしないものだ
神は悔い改めの準備をしてくれる
それに従えば、その罪は洗われる
しかしこれは、霊的成長段階でいえば、始まりに過ぎないということでもある
本質的な神の道は決してそんな生ぬるいものではない
神もそれを知りながら、それを人間に押し付けたりはしないのだ
なぜか、それは親だからである
親は決して子を責めたりはしない
表面的にはそうするであろうが
決して本質的にはそうはしないからだ
それを私は深く理解している
なぜなら、私の親がそうしてきたことを知っているからである
そういう時、私は神に対して本当に申し訳ないと思う
こんな人間がいなければ神は決して悲しまなくて済んだはずだからである
神に謝りたい
神に命を持って償わせてもらいたい
決して消えることのない罪を心から認識して、背負って、血反吐を吐いても、世界中の全ての人に私を人間のクズだと思われても
私は神に侍りたい
もう神に自分の存在を否定されたい
それは不可能だが
そうであるくらいに、自分が親不孝でならない
生まれてきた価値を自分が決めている瞬間が一瞬でもある時、その時私は自分が悪魔であることを
悪魔の子であることを深く認識する
私は今人生で最も孤独である
孤独とはなんであるか、今学ばせていただいている
だから、この孤独を噛み締める、人間的観点で見るなど、神に失礼でならない
なぜなら、神がこの世界においても、全ての霊的世界においても
孤独の頂点に君臨する存在だからである
神の孤独を知らない限り
神の孤独を認識できない限り、私は神の隣に行くことはできないのだ
神はそれを知っている
知っているがそれをさせたくないと思っている
できることなら、させたくないと思っている
だから、させるのではなく
自分でそこに進んでいくのだ
神にもうなにもさせまい
自分自ら、自分の罪を裁くんだ
己を裁くんだ
裁きを神にくださせない
決してくださせない
もうこれ以上、神を苦しませるわけにはいかない
そうして、今日も一人孤独とは何であるかを噛み締めながら
最終最後の時が来るのを待つのではなく
自ら進んでいくのだ
神にこれ以上、自分の子の後始末をさせない
自分で後始末をするのだ
ルシファーと共に
霊的にも肉的にも全てを静まらせる
この地上において
神の玉座を自からとするために
ああ神よ
父よ
すいません、頼りにならない私を待っていてください
自らの力であなたの元に行けるよう
私は孤独を噛みしめます