責任

この世界で責任というものを持っているモノが居るとしたら

それは一体誰の事でしょうか?

犬ですか?

ネコですか?

猿ですか?

宇宙人ですか?

草ですか?

山ですか?

海ですか?

空ですか?

今言った全てのモノに責任はありませんよね

あるとすれば、人間です。

あるとすればと言いましたが、人間にしか責任はありません。

なぜなら、人間はこの世界において心の奥底で、責任を感じ、責任を認識しているからです。

これは、途中からあったものではなく、はじめから心に備わっていたものです。

だからこそ、人間は罪の意識を抱くのです。

人を傷つけた時、ものを粗末にした時、親と喧嘩した時、世の中の事を人ごとだと思った時、

多くの経験の中でこの罪という意識を感じながら、その責任を無視して生きてきたのです。

では人間に備わっている、この責任というものは何のために存在しているか考えた事はありますか?

ただあるだけですか?

意味もなく備わっているんですか?

決してそんな事はありませんよね

責任を全うしてもらいたい、責任を感じてほしい、そんな想いが見え隠れしている事に気が付きませんか?

そうです、責任を感じて生きてほしいからこそ、こうして私たちの心の中にあるのです。

では、私たちに責任という心を与えてくれた、何かは責任をもっていますか?

持っていませんか?

私たちにだけ責任をもたせて、自分は責任をもたないとおもいますか?

よくよく考えれば分かるとおもいますが、私たち以上に責任をもっていると思いませんか?

もし、その責任を投げ出していたとしたら、この世界は存在していると思いますか?

私たちを生み出した存在は私たちを、この地球に立たせるために、50億年という月日を費やしました。

人間を誕生させるために50億年です。

あなたはそれを出来ると思いますか?

簡単な事だと思いますか?

決してそうではないはずです。

この、一人一人に課せられた責任を意識する事と、私たち人間を創造した存在の責任の大きさを感じる事は人間が生きている上で、最も重要である事がわかると思います。

責任という事を一つの共通点として、私たちを創造した存在と繋がる唯一の接点として、私たち人間は生きていかなければならないと思うのです。